当社は4つの媒体に、1日6投稿・月およそ180投稿を配信しています。人が毎日書いているわけではありません。このページでは、その仕組みをそのまま公開します。
SNSが続かない原因は、やる気でも時間でもありません。毎回ゼロから書こうとしていることです。
4媒体に毎日投稿するなら、月180本の文章が要ります。これを都度考えるのは現実的ではありません。当社が最初に決めたのは「SNSのために新しく書かない」というルールでした。すでに書いたブログ記事やメールマガジンを素材とし、そこから各媒体向けに変換します。
つまり、SNSは発信の入り口ではなく出口です。この順序を逆にすると、どれだけ自動化しても続きません。
媒体ごとに1日あたりの本数を変えています。すべて同じ本数にはしません。媒体によって、投稿が多すぎると嫌われる場所と、多くても問題ない場所があるためです。
| 媒体 | 1日 | リンクの置き場所 | 画像 | そうしている理由 |
|---|---|---|---|---|
| X | 2 | 本文ではなく返信に置く | 横長・状況に応じて | 本文にリンクを入れるとリーチが落ちるため |
| Threads | 2 | 本文に置く | 縦長・状況に応じて | 本文リンクの不利が小さい |
| 1 | 本文に置く | 横長・状況に応じて | タイムラインが横長表示 | |
| 1 | プロフィールに置く | 縦長・必ず付ける | 投稿本文のリンクが機能しない | |
| 合計 | 6 | 月およそ180投稿 | ||
同じ投稿文を4媒体にそのまま流してはいけません。Xは本文にリンクを入れるとリーチが落ちるので、リンクは返信に置きます。Instagramは投稿本文のリンクが機能しないので、プロフィールに置きます。画像も、横長が合う媒体と縦長が合う媒体があります。
「自動化」とは同じものを配り回すことではなく、媒体ごとの違いを設定として持っておくことです。
自動投稿でいちばん失敗しやすいのが、宣伝ばかりになることです。当社は投稿の配合比をあらかじめ決めており、システムがその比率を守って生成します。
読んで得るものがある投稿。大半をここに割く
考え方や日常。人が書いていると分かる部分
商品・講座への導線。週2回の上限つき
さらに宣伝投稿には1媒体あたり週2回という上限を設けています。上限に達したら、システム側が宣伝投稿を出しません。人が「今週は出しすぎかな」と判断するのではなく、最初から出せないようにしておく。これが自動化で品位を保つ方法です。
ブログ記事やメールマガジンなど、すでに書いた長文を素材として扱う。SNSのためにゼロから書かない。
1つの素材から媒体ごとの投稿文を作る。文字数・語調・リンクの置き方を媒体ごとに変える。
フック・保存されやすさ・共有されやすさをスコア化し、基準に届かない投稿は配信しない。
生成された投稿を一覧で確認できる画面に出す。チェックを入れた投稿だけが配信対象になる。
承認済みの投稿を、媒体ごとの時間帯に沿って配信する。
表示回数・反応・保存などを回収し、次の生成にフィードバックする。
量を増やすと必ず質が落ちます。それを防ぐのが品質ゲート(03)と承認(04)の二段構えです。
品質ゲートは、フック・保存されやすさ・共有されやすさをスコア化し、基準に届かない投稿を自動で落とします。ここを通ったものだけが承認ボードに並び、人がチェックを入れた投稿だけが配信されます。AIが単独で世に出すことはありません。
配信後は、表示回数・反応・保存などを回収します。回収した数値は次の生成にフィードバックされ、伸びた型が繰り返されます。
月ごとに目標値も設定しています。フォロワー増加数は媒体ごとに別々の目標を置き、「反応がついた投稿を何本作れたか」も指標に入れています。投稿数だけを追うと、出すこと自体が目的になるためです。
初期は、配信時に投稿IDを記録していませんでした。その結果、後から実績を紐づけられず、数百回分の表示データが取れないまま失われました。
自動投稿を作るときは、配信処理と同時に「どの投稿がどのIDで出たか」を必ず残してください。後から足すことはできません。